ボレロ / M.ラヴェル【ソロギターアレンジ】TAB譜 中級★★★☆☆

楽曲情報

クレジット

作曲
モーリス・ラヴェル(Joseph Maurice Ravel)

楽曲紹介

モーリス・ラヴェルの名曲《ボレロ(Boléro)》を、ソロギター用にアレンジしました。

《ボレロ》は、同じリズムと主題が繰り返されながら、少しずつ音色や響きを変えて展開していく、非常に独特な構成を持つ作品です。
終始ほぼ一定のテンポで刻まれる3拍子のリズムと、2つの旋律がさまざまな楽器へ受け渡されていくように進行する構成が印象的で、現在ではクラシック音楽を代表する名曲のひとつとして広く知られています。

ちなみに、ボレロとはもともとスペインを起源とする舞曲のことです。
ラヴェルはこの作品で、同じリズムと旋律を執拗に反復しながら、音色や楽器の組み合わせによって音楽を少しずつ変化させていくという、当時としては非常に実験的な試みを行いました。
ラヴェル自身はこの作品がここまで広く親しまれるとは考えていなかったようですが、結果的には彼の代表作として、今も世界中で演奏され続けています。

今回のアレンジでは、原曲の大きな特徴である反復するリズムと、少しずつ高揚していく雰囲気を、ギター1本でも感じられるようにまとめました。
オーケストラ作品をそのままギターで再現することは難しいですが、ベースのリズムや旋律の受け渡しを意識しながら、ソロギターとして自然に演奏できる形にしています。

演奏時間はやや長めですが、AパートとBパートをそれぞれ2回ずつ繰り返す構成にしています。
繰り返しを省いてストレートに演奏すれば、約半分程度の長さで楽しむこともできます。

基本情報

難易度
★★★☆☆ 中級
チューニング
レギュラー

練習ポイント

この曲では、一般的なクラシック曲のようにテンポを大きく揺らすよりも、一定のテンポを保って演奏することが大切です。
《ボレロ》らしさは、同じリズムが淡々と続いていく中で少しずつ高揚していくところにあります。
そのため、テンポを自由に動かしすぎるよりも、一定の拍感を保ちながら演奏した方が原曲の雰囲気に近づきやすくなります。

旋律が出てくる部分では、ベースが一定の音型を繰り返します。
このベースのリズムが不安定になると、曲全体の土台が揺れてしまうため、まずは低音部分だけを取り出して、安定して弾けるように練習するのがおすすめです。
メロディーを乗せてもベースのリズムが崩れないように意識すると、演奏全体がまとまりやすくなります。

また、旋律が休む部分に登場する16分3連符も重要なポイントです。
ここは単なる伴奏として軽く流すのではなく、曲を前へ進めるためのフレーズとして、はっきり弾くと雰囲気が出しやすくなります。
旋律がない部分でも音楽の流れが止まらないように、この16分3連符をしっかり聴かせる意識を持つとよいと思います。

全体としては、派手に表情をつけるというよりも、同じリズムを安定して積み重ねていくことが大切な曲です。
ベースの反復、旋律、16分3連符のフレーズがそれぞれ役割を持っているので、まずはパートごとに整理してから、少しずつ組み合わせていくと弾きやすくなると思います。

このアレンジが気に入った方へ

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